■PPP:エンターテインメント・コンテンツ産業の未来
PPP(PopPowerProject)が発した政策提言「コンテンツ産業戦略2026」をベースに、関係省庁と経団連の代表とともに議論しました。満員御礼、熱気ある討論になりました。
登壇は内閣府知財事務局福田和樹参事官、経産省梶直弘文化創造産業課長、文化庁長谷浩之著作権課長、総務省吉田弘毅情報通信作品振興課長、経団連岩村有広常務理事。
コンテンツ4省庁の担当課長が勢揃いするのは初めてじゃない?
しかもそれぞれ役割を補完し合っていいかんじ。
バッチバチじゃなく、いいかんじになったのはいつからだろう。
そういえば2年前はこの4ポスト、全員女性だったんですよね、そのころから柔らかくなったのかな。
ただ今は政府がコンテンツのプライオリティを高めて戦略17分野に据え、政策展開も熱くなっています。民間にとってもチャンス。
PPPの提言「コンテンツ産業戦略2026」は7項目。
経団連による提言も参考にしつつ、PPPのメンバーや連携企業ら有志がまとめたもので、登壇した省庁は受け取ってくださる側。
予算措置1000億円のように政府(除く財務省)を後押しするものもあれば、「文化省」設立のようにチョット待った!とされるものもあります。
ぼくは知財本部、経産省、総務省の会議に参加していて、文化庁はお役御免になったけれど、なので政府の取組みは知っていますが、一堂に論点を叩いたことはないので、貴重な機会でした。
https://poppowerproject.com/contentindustrystrategy2026/
来場の業界人が一番関心を寄せる支援措置。目指せ予算1000億円は夢物語ではなくなりました。が、この日のポイントは、税制措置の活用(経産省)、レコード演奏・伝達権の創設(文化庁)、NHK資金の活用(総務省)という多彩な政策手段によるアプローチ。民間もこれら総合的な支援策を使いこなせよ、というメッセージでもありました。ちょうどこの日、文化庁の審議会でレコード演奏・伝達権創設が固まったとの報告もあり、はずみがつきました。
人材育成は長年のテーマです。文化庁はじめ施策が厚くなっています。総務省も新会議で人材育成をテーマにしています。ただ、いつも課題とされながら打ち手に乏しかったテーマでもあります。そこでPPPは民間の立場でマネジメント教育のため米Thunderbird校の誘致に動いています。これに関し、経産省の梶さんは、コンテンツの仕事とプロジェクトを作り、その中で人を育てる方向性を強調しました。リアリティがあります。
生成AIとコンテンツの関係値は揺れています。積極活用で競争力を育む派と、アーティストやユーザの忌避感を重んじて遠ざける派とに分断されている感もあります。だが活用して優位に立つスタンスで壇上は一致しました。ただ侵害行為は急拡大する。海賊版対策と同様の総合的な措置が必要になるとの指摘もありました。同意します。
韓国コンテンツ振興院KOCCAのような司令塔がほしいよ。PPPは「文化省」としました。経団連のコンテンツ庁提言をなぞったものです。霞が関は各省庁の利害が交錯し、この話に触れにくい。ここで経団連岩村さんが司令塔「機能」が大事だと強調されました。なるほど、省庁の形よりも、いかに実質のパワフルな機能が持てるかですね。ぼくは省庁再編が役人最後の仕事で、次の再編が個人的な重要事項なのですが、形よりも機能というのはうなづける響きでした。
客席にKOCCA前日本代表の黄仙惠さんがいました。どう思う?「日本はこれら関係省庁の横連携が重要」との指摘。JOCCAを作るより「機能」ってことですね。でもこの4省庁の連携はうまく「機能」してるの? 総務省吉田さん「このメンバーは週3で会っていてうまいことやってる」。ちかごろわたしたちはいいかんじ。そうか。じゃあこのステージが事実上、JOCCAのショウケースってことですな。
コンテンツ、メディア、通信、メーカ、金融、商社、アパレル、自治体などなど多彩な関係者と登壇者によるシンポ後の懇親会がもっと大事な本番でした。このネットワークを活かして日本のコンテンツが少しでも元気になることを祈るとともに、さっそく次の機会を設計します。多謝。
| ●iU | 学長 |
| ●京都大学防災研究所 | 研究員 |
| ●一般社団法人CiP協議会 | 理事長 |
| ●一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアム | 理事長 |
| ●一般財団法人デジタル政策財団 | 理事 |
| ●一般社団法人国際公共経済学会 | 会長 |
| ●一般社団法人デジタルリスク協会 | 理事長 |
| ●一般社団法人ソーシャルインパクト | 理事長 |
| ●一般社団法人超教育協会 | 専務理事 |
| ●CANVAS | 副理事長 |
| ●日本スタンフォード協会 | 理事 |
| ●日本ビジネスモデル学会 | 理事 |
| ●少年ナイフ | 特別顧問 |
| ●一般社団法人日本eスポーツ協会 | 特別顧問 |
| ●一般社団法人データ流通推進協議会 | 顧問 |
| ●一般財団法人大川ドリーム基金 | 評議員 |
| ●公益財団法人 子ども未来支援財団 | 評議員 |
| ●「安心ネットづくり」促進協議会 | 代表理事 |
| ●東京大学先端科学技術研究センター | 身体情報学分野アドバイザー |
| ●Superhuman Sports Committee | 発起人 |
| ●京丹後市 | 最高デジタル責任者 |
| ●活力ある地方を創る首長の会 | 特別顧問 |
| ●デジタル政策フォーラム | 発起人 |
| ●POP POWER PROJECT(PPP) | 発起人 |
| ●一般社団法人日本民間放送連盟 ネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト | 座長 |
| ●融合研究所 | 主筆 |