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学長くんガチョーン. 中村元さん

■学長くんガチョーン. 中村元さん


世界でただ一人、水族館プロデューサー。実は日本が水族館大国であることはNHKクールジャパンで学びました。これを創作しつづけるゲンさん。道を拓いたかたです。

 

◆水族館プロデューサー

水族館の展示を良くして、お客さんを増やし、満足してもらう水族館をプロデュースする。

 

東京だとサンシャイン水族館。子ども向けの水族館だったのを大人向けにして、魅せ方を変え、お客さんが3倍になった。

 

もともとは三重県の鳥羽水族館。

魚にも海にも興味はない。嫌々ながらはいった、水族館の職業。周りはみんな魚オタク。その人達は魚と話していればいい。お客さんのことをなにも考えていない。

ここでお客さんのことを考えられるのは自分だけ、というのをうまくつかった。それまでは飼育だったが、展示をメインにした。

鳥羽水族館の中で自分の生きる道として見つけたが、日本中どこを探しても自分しかいなかった。

 

水族館に入り3年間は飼育係。絶対周りには敵わない。そんなときに燃える。その中で一番になるには、魚のことじゃない。違うことを見つけなければ。お客さんに目を向けた。

入社して4年めに、水族館・動物園のなかで初めて広報部門をつくった。ひとりでやった。パブリシティに出すことでお客さんがガンガンくる。

 

水族館も動物園と同じように子どもを呼べばいいと思われていたが、大人を呼ばないとだめなんだということに気がついた。

鳥羽水族館をリニューアルするときのプロデュースで、デートに使える水族館というのを売りにした。

デートスポットにしたことには意味がある。それまでは暗く、ベチャベチャしておりきれいな服で行けないので女性が少なかった。女性が行きたいとおもう水族館にしようとおもった。女性が行きたくないところにはカップルも家族も来ない。

女性のための水族館というと、いやらしいので、デートに使えるというと、なんとなくおしゃれな人達も来てくれるとおもってそういうキャッチにした。

 

きっと日本人はもともと水族館が好き。川や海の幸に育まれて生きている島国の人。川や海の生き物に興味がある。日本人は未だにアニミズムの世界観を持っているので、川・海・天候に人間も生かされているとおもっている。海に対し感謝の気持ちと恐れの気持ちがある。魚に対してもある。生き物に対する考え方が他の国と少し違う。

 

水族館には魚を見に来る人はほとんどいない。水中の光景を見に来る。

水中の光景を「水塊(すいかい)」と呼んでいる。水中の神秘さや恐ろしさを感じに来るのが水族館。日本人は魚を観察するより先に、海の中を実感しに来る。世界を見に来る。

 

年に4回「超水族館ナイト」というトークライブを開いている。もう50回くらい(2023年時点)やっている。最初の時から各地の水族館から若い人が学びたいと来ており、毎回20人くらい来る。皆貧乏なので、朝までご飯を食べさせている。その人達が門下生と名乗り始めた。そこにゲストも入れて、ゲストの深い話も。寺子屋みたいなもの。

 

◆学生時代

学校では結構つらいを多くした。賢いわけでもなく、足も遅く、自分の弱点に悩まされた。それがよかった。

幼稚園の時からめちゃくちゃモテたかった。その頃は足が速くないとモテない。

小学校1年生頃、運動会の時に親戚のおじちゃんが生卵を飲めば足が早くなると教えてくれた。それだ!と思って毎日飲んでいた。運動会の日に3つ飲んでお腹がだめになった。

逃げようとおもったが、みつかった。半分以上ゴールについているときに出たらとてもウケてモテた。足遅いのも面白いことにしてしまえばモテる。

サルでもなんでも目立てるやつがボスになる。

 

自分で自分の道を歩むということを幼稚園から大学までで教えてもらった。ゴールはモテること。

 

◆キミたちへのメッセージ

弱点は使える。長所で戦うのはライバルばかりだからだめ。長所で戦いたいときは、それが使えないところへ行ったらとても長所になる。靴を売りたければ、靴を履いていない地域に行ったらよく売れる。そういうところを探して、そこで長所を伸ばす。

長所と弱点はうまいこと使って。

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